おしまい
さていかがでしたでしょうか?実際にうちの家を見に来られた方のエピソードをもとに物語にして、家づくりについてお伝えしてまいりましたが、あなたの家づくりの参考やヒントになりましたでしょうか?もし少しでもそうなれたのであれば幸いです。
財前さんのモデルになった方なのですが、実はこの後、ご自宅と事務所を2つ一緒に考えていただけることになりました。マーくんとターくん、両方の息子さんのための家を考えることになったわけですね。この後の財前さん(のモデルの方)は、どんどん温厚になっていかれたように思います。家づくりを通じて、何か忘れていたものを取り戻したともおっしゃってましたね。
家はその中に住む家族を変える力があります。人を作る力があります。というよりも家づくりからして、すでにそれはスタートしているのかもしれません 。
家族のための家を建てる。このシンプルで当たり前のことを多くの方が忘れています。情報過多の現代が、そうさせているのかもしれませんが、多分ですけど、それはもしかすると、建てる人に初心を思い起こさせるためなのかもしれない…。僕や財前さん、あるいは多くの方に同じことが起きているのを見るたびに、そんなことを感じる今日この頃です。
さて、これまで長い文章に最後までお付き合いくださいまして誠にありがとうございました。この物語があなたの家づくりの少しでもプラスになることができたとしたらこんなに嬉しいことはありません。
最後にこの物語を書かせてくれた、財前さん(のモデルになった方)と被災地で素晴らしい絵を描いてくれた子どもたち、そして父、母に感謝を申し上げて終わりにさせていただこうと思います。
あなたの家づくりの成功を岐阜県多治見の地より心からお祈り申し上げております。
エーテル
伊藤秀弥
最後まで読んでくれたあなたに特別なご提案です
書籍を読み終えて今の自分をなんとかしたい!私とお話ししてみたいと思った人必見!