🏡現場監督日記|#02
家って、育てていくものだと思う。——“夫婦でつくった家”が、今も好きな理由。
SNSやYouTubeを開けば、家づくりの情報は山のように出てきます。
「間取りおすすめ○選」「この設備が便利」——
確かに便利そう。でもふと、こんな気持ちになったことはありませんか?
「これって、本当に自分たちに合ってるのかな?」
今回は、僕が2年前に自分の家を建てたときの話を少しだけ。
🛠️現場監督として、夫として。家を建てた2年前のこと。
僕はこの会社で現場監督として働きながら、自分の家を建てました。
設計にも関わっていたので、空気の流れや動線、外観バランスまでとことん考えた家です。
でも、完成してみて思うんです。
いちばん良かったのは、**「夫婦でつくった家」**だったことかもしれない。
👨👩👧「ここ、僕が主役じゃないかも」から始まった家づくり
「ここは僕が主役じゃないと思うんだ。どう思う?」
そうやって、妻に相談しながら家事動線や収納の位置を決めていきました。
全部を“こだわる”んじゃなくて、
本当に必要なものだけを選んでいく。
あえて“余白”を残すことで、暮らしにゆとりが生まれる気がして。
🧭情報が多すぎる時代に、「自分たちの基準」で選ぶこと
今の家づくりって、選択肢が多すぎるんですよね。
気づけば“選ぶことが目的”になってしまって、「どう暮らしたいか」が見えなくなってしまう。
でも家って、本来は**「暮らし方」から始まるもの。**
設備やデザインを詰めるよりも、
「この家でどう過ごす?」を考えるところから、始めるのが自然だと思うんです。
🌱“決める”より、“紡いでいく”という考え方
僕たちが提案している規格住宅「はじまりの家」も、
そんな想いから生まれた住まいです。
建てて終わりじゃなく、住んでからが始まり。
生活を通して、少しずつ家族と一緒に“育てていける”家。
「やっぱりこれでよかったね」
そう思える暮らしのスタート地点になれば嬉しいなと、心から思っています。
☕今日のひとこと
家づくりは、情報に振り回されるものではなくて、
**「自分たちの暮らしをつくっていく」**という、かけがえのないプロセス。
少しずつ、確かに、家族とともに育っていくものです。
📩次回予告
“ほっ。”とできる場所があるって、しあわせだ。
そんな空気感のお話を、また次回。
第3話はこちら👇
https://aetherhouse.info/2025/04/30/genba3/